【企業】三起社(動画机)「アニメの作り手が使いやすいように改良し続けたい」……アニメ社会科見学

1: yomiφ ★ 2013/10/29(火) 22:54:38.09 ID:???

http://animeanime.jp/imgs/zoom/25273.jpg
25273.jpg

■「うちはフィルムも保管してますよ。アニメーション制作総合用品メーカーだからね」

三起社は、40年間アニメーション制作用品を扱ってきたメーカーである。設立創生期には、
それこそ鉛筆と消しゴム以外はなんでも取り扱っていたという。撮影台、編集機、動画机、大判机、
彩色机、トレス台、動画用紙、シート、セル、タップ、タップ穴を開けるアニメ専用の穿孔機……。

「作り手が使いやすいものを自分たちで創る」という三起社のメーカー魂は日本のアニメを長年
支えられてきたのである。



■ 「一台一台、自分たちで配達し、組み立て、現場を見る」というスタイル

長年変わらない三起社独自のスタイルがある。完成した動画机を、自分たちで直接スタジオに
配達して、その場で組み立て、設置する。トレス台のガラスが特殊ガラスなので配送業者が
見つからないという事情があるとはいえ、ガラスも机も自分たちで運ぶスタイルを、三起社は
40年間ずっと続けている。

私も10年前に動画机を買ったことがある。もちろん三起社の人は自宅まで配達してくれた。
設置し終えたあとに、他の人の面白い使い方の話などしてくれた。
「パソコン用に自分で穴をあけちゃう人がいるんですよ」。その後、三起社の机には左右に
丸い穴が開いていた。

工場長石井さんが机を作るときにいつも考えることは、ひとつ。「どうすればもっと使いやすくなるのか?」
であり、答えは現場にあると確信している。だからこそ、40年もの間、動画机をスタジオまで配達し、
組み立て、設置し、現場で使っている本人たちと直接話をし続けてきたのだろう。

「このあいだはテレコムに行きました。今日も、エイケンに行ってますよ」

「テレコム」は『ルパン三世』『名探偵コナン』を制作している東京都中野区のアニメスタジオである。
また、「エイケン」は長寿アニメ番組『サザエさん』をつくっている荒川区にある制作会社である。
いつも通り、出来上がった机は神奈川県の川崎工場から出発する。スタジオがどこにあっても
三起社は自分たちで運び、組み立て、設置する。

工場長の石井さん曰く、「一番大事なのは、設置したあとだ」。アニメーターがどのように机を使って
いるのかをしっかりと観察することが重要なのだという。

■ 「アニメの作り手が使いやすいように改良し続けたい」

たとえば、あるスタジオに搬入したときのこと。となりの机で棚に段ボールを継ぎ足して使っている
アニメーターがいた。「実は、棚に動画用紙を入れると棚の手前が足りないんです」。
たしかに、動画用紙のサイズと棚の奥行きが違った。

そこで、最新型の動画机では棚の渡し板に工夫をした。板の裏側の溝を増やした。
今までのものに加えて、5cm前にずらせるようにもう一対、別の穴を増やしたのだ。

「こういうことは現場を見ないとわからない」

最新型の動画机を搬入したときには、特に気になって、あとからもう一度見に行った。
最新型の動画机は、今までのものと違い、天板が製図用ドラフターのように傾けることができる。
最大50度まで4パターンの傾斜がつけられる。

傾斜のきつい天板はいわゆるディズニー式の動画机といわれるが、目の高さで絵が描けるので、
自然と背筋の伸びた姿勢が保てる。石井さんの自信作だ。

>>2につづく)

http://animeanime.jp/article/2013/10/28/16108.html
25274.jpg


2: yomiφ ★ 2013/10/29(火) 22:55:10.98 ID:???

しかし、いままでの事務机タイプに慣れている若いアニメーターは果たして天板を立てて
使ってくれるのだろうか、興味もないかもしれない、それが心配だった。

しかし心配は稀有だった。実際には、数人ではあったが二十代のアニメーターが天板を立てて
使っていたのだった。むしろ、ディズニー式の動画机を知っているベテラン・スタッフのほうが、
立てていなかった。「こういうことは、現場で実際に見なければわからない」。
石井さんは常に観察をする人である。

■ いつか「理想の机」をつくろうと思い続けてきた

テレビアニメ黎明期に、手探りでリミテッドアニメと格闘していた日本のアニメスタッフにとって、
ディズニー・アニメは憧れだった。それは、道具も然りである。最初に三起社が動画机を作ったとき
にも、ディズニー式の動画机を参考にしたという。しかし、スペースや設計の都合で事務机に近い
動画机を作ってきた。でも、と石井さんは言う。

「キャンバスに絵を描くようなあの姿勢は、アニメーターにとって一番にいいように思う」

カナダのアニメスタジオで働いていたときに、私もディズニー式の動画机を使っていたが、
確かに、目の高さで絵を描くと、広い範囲で絵が見渡せるので、ゆがみなく絵が描ける。
背骨を伸ばして描いていると、毎日15時間以上仕事をしていたが、確かに身体が楽だった。

三起社は制作用品メーカーとして、いつか「理想の机」をつくろうと思い続けてきた。
そして、最近、LEDが手頃な値段で手に入るようになったこともあり、最も「理想の机」に近い
最新式の机が完成した。

アニメの原点は、紙と鉛筆であるが、紙と鉛筆を使うのは「人間」だ。人間が鉛筆で絵を描くときに
一番気持ちのいい机とはどんな机なのか。その問いを考え続けた三起社のひとつの答えが、
天板を50度に傾斜できる最新型の動画机なのである。

(了)


3: なまえないよぉ~ 2013/10/29(火) 23:09:04.64 ID:yqjV6ry8

いい写真だな。机を見たらそいつの仕事に対する姿勢がわかる。おぼえとけ・・・・ふっ。


4: なまえないよぉ~ 2013/10/29(火) 23:15:55.66 ID:X4PTfXNJ

机はパソコンの台・・になってる気がする


5: なまえないよぉ~ 2013/10/29(火) 23:53:04.70 ID:528eL1pe

立てると腕がすぐ疲れるのだが使っている人はどうしているのだろ。




関連記事
【アニメ制作】アニメで先に作るのは「ストーリー」か、それとも「キャラデザイン」か
【話題】「いじめられっ子」だったアニメ……世間の評価は時代で変わる



引用元
【企業】「アニメの作り手が使いやすいように改良し続けたい」-三起社(動画机) ~アニメ社会科見学
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1383054878/

RETAS STUDIO Windows
RETAS STUDIO Windows
posted with amazlet at 14.01.26
セルシス (2008-12-19)
売り上げランキング: 1,537

アニメーションをつくろう!RETAS STUDIO TECHNIQUE
大平 幸輝 尾川 一行
ビー・エヌ・エヌ新社
売り上げランキング: 198,716
Ähnliche Beiträge
[ 2014/01/29 11:02 ] その他サブカル | CM(0)
RSS

コメントの投稿








管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://hensokuprn.blog.fc2.com/tb.php/1896-04043e18


過去時事ランダム表示
RSS